法律小話 「交通事故被害者が利用できる保険」

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交通事故に遭った際,被害者としては,相手方保険会社や自賠責に対して,損害賠償金の支払いを求めるのが一般的です。

しかし,被害者の方が契約している保険からも,交通事故の被害による保険金が支払われる場合があります。

一部ですがご紹介させていただきますので、ご自分や家族の使える保険があるかチェックしてみましょう。

 

人身傷害保険

人身傷害保険は,自動車の任意保険の特約として設定されている保険です。

この保険を利用すれば,保険契約で定められた計算方法によって計算された保険金額が,限度額内で,支払われます。

この保険により,過失割合に関係なく,保険金が支払われます。

しかし,加害者からの賠償金と二重に請求することができないため,特に,自分の過失割合が大きい時に便利です。

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搭乗者傷害保険

搭乗者傷害保険は、自動車の任意保険の特約として設定されている保険です。この保険は、一定の入院または、通院期間があれば、定額を早期に支払われます。しかし、重傷でなければ数万円程度と金額はあまり多くありません。

 

傷害保険

傷害保険に、加入されている方も少なくないと思います。そして、交通事故にあった場合にも、傷害保険から保険金の支払いを受けることができます。交通事故というと自動車保険というイメージがあるため、忘れてしまいがちですので気を付けましょう。

 

生命保険、医療保険

交通事故の場合でも生命保険の入通院特約や傷害特約、医療保険を利用することができます。

生命保険や医療保険は、病気の時に利用するイメージが強いため、生命保険が利用できるのに、利用するのを忘れてしまうことがあります。

一度チェックをしておくとよいかもしれません。

この記事を書いた人

yoshida

香川県高松市の弁護士 吉田泰郎法律事務所です。JR高松駅徒歩5分。あなたが話しやすい弁護士をめざしています。

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