訴訟ラッシュ

   

201先週から今週にかけて、4件の訴訟を提起しました。

弁護士にとって、裁判を起こすという「訴訟の提起」は、もちろん、とても重要な仕事ですが、大変な仕事でもあります。

訴訟を提起するときには、「訴状」というものを作成して、それを裁判所に提出しないといけません。

この「訴状」は、なかなか、作成するのが大変です。

相手方に対して、たとえば、金銭を請求する場合には、その金銭を請求する理由が何なのか、ということをきちんと法律にもとづいて100パーセント特定しないといけません。

そのため、たとえば、交通事故事件などの場合には、訴状が20頁くらいにおさまるのは、「簡単な部類」です。

難しい事件の訴状になってくると、50頁や60頁くらいになることもよくあることです。

資料が多い場合には、100頁くらいの文書になることも、よくあります。

また、誤字脱字が一切許されません。

訴状を裁判所に提出すると、裁判所の職員の方が「訴状審査」という手続きをおこないます。

このとき、形式的な誤字脱字や、計算間違いがあると、厳しくチェックされて、訂正を要求されます。

もちろん、誤字脱字が無いのは望ましいことですが、50頁や100頁の文書を作成して、一度も誤字脱字や誤変換をしないというのは、奇跡に近いことです。

それでも、弁護士は、「訴訟を出すというのは、こういうことだ」と覚悟しているので耐えられますが、

訴訟を自分で始めてやろうとする人がいたら、訴状審査の、あまりの厳しさに絶望するのではないでしょうか。

 

そういうふうに、訴状をつくって、訴訟を提起するというのは、大変な作業ですので、4件の訴訟を連続で出すというのは、弁護士にとっても、けっこう、きついことなのです。

 

 

 

 

 

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