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会社の種類や組織を理解するための用語…… 法律用語集

会社法,商法,商人,社員,従業員,所有,経営,分離,株式会社,

質問1)「会社法(かいしゃほう)」と「商法(しょうほう)」の違いは?

回答
会社法とは、会社の設立や運営に関して定めた法律のことを指します。
今日行われている盛んな経済活動において、個人での取引や団体での取引が行われています。
その中で、営利を追求し取引の代表となっているのは会社です。
会社法ではこの会社という団体について詳しく法律を定めています。
商法とは商人が行う営業や商行為そのほか商事についての規定について定めた法律です。
日本では商法は明治32年(1899)施行されていましたが、平成17年(2005年)に会社法が成立したため、会社に関しては会社法が、それ以外の商人や商行為等は商法が規定することになりました。


質問2)商法でいう「商人(しょうにん)」とは?

回答
商いをあきないと読むことから、商人をあきんど読むこともありますが、公式ではしょうにんとされています。
自分の名で商行為を行っている者のことを指し、個人だけでなく株式会社や持分会社等も商人となります。
商人の取引に適用される法律は商法となります。
店舗等を用いて業として物品を販売している者も商法4条の適用により商人となります。


質問3)「社員(しゃいん)」や「従業員(じゅうぎょういん)」の定義を教えてください。

回答
一般用語では社員というと会社に勤めている従業員のことですが、法律用語では一般用語とは意味が異なっています。
会社法では会社に対する出資者を示し、株式会社の場合では株主のこととなります。


質問4)「所有と経営の分離(しょゆうとけいえいのぶんり)」とは何を意味しているのですか?

回答
株式会社でいえば、株主は会社の出資者ですから所有者なのですが、会社の経営を行って最大の利益を得るためには経営の専門家等に任せることが一般的になっています。
これを所有と経営の分離といい、株主等の会社所有者は株主総会において、間接的に会社の経営にかかわっています。
一方で同族企業を言われる会社では、所有者が社長や重役等のトップを占めており、所有と経営が一体化(独占)している企業も存在しています。


質問5)「株式会社(かぶしきがいしゃ)」の定義を教えてください。

回答
株式会社とは法人格があり、社員が株を購入した分の出資額を限度とする有限責任があります。社員としての地位は株式という単位で表され、株式が多い方が発言力があります。

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