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導入修習とは

質問:導入修習というものは,どういうものでしょうか。

回答:導入修習とは,司法修習の最初に1カ月間だけ,司法研修所でおこなわれるプログラムのことです。
内容としては,法理論面よりも法実務面手続面に力点をおいた修習です。 また,修習の最後におこなわれる「二回試験」のイメージに,はじめて触れる修習でもあります。  
受験生が今までおこなっていた「司法試験を合格するための勉強」とは異なる部分が多いです。
司法試験は,法理論的な面が強い試験です。
手続法である,刑事訴訟法を例にとっても,「当事者主義」「直接主義」「伝聞証拠」のような,いわば,原理原則がわかっているかどうかを試す試験です。
もちろん,それは重要なことですが,しかし,いくら刑事訴訟法を勉強し,刑法を勉強したところで,
「では,刑事事件の判決文を書いてみろ」
と言われると,できないのです。
まさに,実際に犯罪者を処罰するために必要な「判決文」を書く,という段階が,
「法実務」の段階なのです。

そういうふうに,司法試験で学んだ,原理原則,というものを理解したうえで,
「判決文をどう書くのか」
「弁論要旨をどう書くのか」
「どのように証人尋問をするのか」
という,まさに,目に見える「法実務」を学ぶのです。

人によっては,ロースクールにおける実務演習系のカリキュラムと近いと言う人もいます。 実務演習系を学んでいると,法実務の「さわり」くらいは経験できるかもしれません。

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