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弁護修習の注意点3 昼食をおごってもらったら

お昼ご飯をおごってもらったら感謝の言葉を述べること

弁護士は,法律事務所にずっと座っているわけではなく,裁判所で裁判をおこなったり,顧客との打合せのために顧客の会社に行ったり,刑事弁護のために警察署に行ったり,常に動いています。
そのため,出先で指導弁護士と一緒に昼食をとることが多いです。
多くの場合,指導弁護士は,昼食をおごってくれます。
それ自体は,ありがたく,おごっていただいたらよいです。
ただ,おごっていただいたら,必ず,
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございます」
と,感謝の言葉を,はっきりと口に出して述べなければなりません。
一回たりとも,さぼってはいけません。
これは,100パーセント,必ずやらなければならない義務です。

細かいことを言っているなあ,と思う人もいるかもしれません。
うちの指導弁護士は,そんな細かいことを気にしないだろう,と思う人もいるかもしれません。
しかし,おごる側からすると,おごった後に一言も御礼を言わない人間には,「?」と,必ず思うものなのです。
それが,たまたま一回かぎりのことであったとしても気になるものは気になります。

実社会において,人に恩義を受けたときに,感謝の言葉を必ず口に出して述べる人間は,絶対に高く評価されます。
一方,恩義を受けても,まるで当然のことをしたかのように振る舞い,なんの感謝の言葉も述べない人間は,必ず,低く評価されます。

これは,司法試験の成績が良いとか悪いとか,その程度のことよりも,よほどに重大な問題です。

私が,もしも人事採用の担当者であれば,かりに,司法試験の成績がトップの人であっても,お昼ご飯をおごってもらったときに,何の感謝の言葉も口にしなかったら,そのことだけで,採用には不合格とすると思います。

感謝の言葉を適切なときに述べるということは,それくらい重要なことです。

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