HOME > 就活マニュアル > 就職活動の基礎知識
就活活動マニュアルを作った弁護士の事務所をチェックしよう。


運営者情報

面接の練習をしているか?


面接が重要であることは,理解できる,と思う。
そこで吉田が,あなたに質問したいのは,
面接を受ける前に,面接の練習をしているか?
ということである。
面接は,ひょっとしたら,一生を左右してしまうほどの問題である。
それにもかかわらず,多くの修習生は,面接に,あまりに準備少なく,出たとこ勝負でのぞんでしまう。
これは,非常に,もったいなことであると思う。

それは,司法試験の勉強を全くせずに,司法試験を受験するのと同じくらい,無謀なことである。

夏の高校野球の大会に出場する野球部の部員が練習をしない,というのと同じくらい,許しがたい怠慢だ。

これを自覚しなければならない。
ただ,それが無謀なことだということが発覚しないのは,
ほぼ全ての修習生が,その無謀なことをしているので,目立たない,というだけのことである。

 

「そうは言っても,面接の練習って,なにをすればいいのかわからない」
「面接は苦手だから,練習しようという気になれない」
「面接って,練習するものだという考え自体,なにか実感がわかない」
というのは,よくわかるが, よくわからないからといって,何もやらない,というのでは,かりにも,エリートである弁護士の卵としては,怠惰である。


ほぼ100%の修習生が,面接が苦手である。その点では全員同じだ


そして,ほぼ100%の修習生が面接が苦手だからこそ,面接の練習をして,準備のうえで面接にのぞむ修習生が,だんぜん光ってくるのである。


ここで,たまに「自分は,練習などというような,技巧的なことをするつもりはない。ありのままの自分を受け入れてくれる事務所であれば,それでいいのだ」
という,奇妙に潔癖なことを言う人がいるかもしれないが,
そんなに「ありのままの自分」で勝負したいなら,いっそのこと,全く勉強しない「ありのままの自分」のままで二回試験を受けてはどうか?

「ありのままの自分」を受け入れてほしい,という希望は,実は,ものすごく傲慢で偉そうな主張なのである。
自分は,自分のやりたいことをやるだけだ,
あんたなんかのために,練習するような時間を使う気は全くない
あんたに合わせる気は全くない,自分の都合が優先する
そういう姿勢なのだ。

私だったら,そんな偉そうな姿勢の人は採用したくない。

教訓 「アナと雪の女王」のエルサ女王は「ありのままの自分」でよかったが,それが許されるのは女王だから。
女王ではないあなたには,それは許されない。