夏の暑い盛りですが、愛媛県の名山の一つである、
西赤石山に登ってきました。
西赤石山は、昔は、別子銅山として栄えた近くの山です。
五合目あたりまで、バスで行けます。
日浦という名前の登山口から登ります。
日浦が、標高800メートル前後です。
そこから、高さ800メートルを徒歩で登り、1600メートルの山頂を目指します。
3時間くらいで山頂に着きます。
古くは、別子銅山として栄えた町ですので、ところどころに、当時の生活のあとがあったりします。
ここは、昔の迎賓館だそうです。
銅山の鉱夫さんたちの家族が暮らしていたので、山の中ですが、数万人暮らしていたとのことです。
中学校跡も数校あったり、お酒の醸造所跡も見られました。
別子銅山は、昭和48年まで操業していたとのことです。
完全に鉱山を閉じてから、まだ、40年ほどしかたってないのですね。
でも、まるで、100年前の遺跡みたいな雰囲気でした。
長崎県の軍艦島が、世界遺産登録になったということですが、
別子銅山も、軍艦島と似た経歴ですね。
山頂の風景です。
3時間歩くと、軽く疲労を感じます。
でも、山頂からの眺めを見ると、全ての疲れが回復するように感じます。
山頂でお弁当を食べて、下山します。
下山中に、めずらしい高山植物に遭遇しました。
キレンゲショウマです。
絶滅危惧種らしいです。
同行の方々が、小説家の宮尾登美子さんの小説「天涯の花」に出てくる花だよ、と教えてくれました。
でも、天涯の花、という話を知らないので、よくわかりません。
テレビドラマになったらしいのですが。
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.