私が弁護士をめざしてから,実際に弁護士になるまでの体験を,数回にわけてお話をしたいと思います。
私が弁護士をめざそうと考えたのは,早稲田大学2年生のときでした。
大学生になってから,将来の職業について,当然,興味関心がありますので,いろいろと考えるうち,弁護士という仕事が魅力的に思えてきたのです。
理由のひとつには,テレビドラマなどで,弁護士という職業をよく見ており,親近感があったことです。
ドラマのなかでは,弁護士に仕事を依頼する人は,いずれも,人生の大きな岐路に立っている方々でした。
弁護士という職業は,他人の人生に大きな影響をおよぼし,他人の人生に対してより善くする方向で関与する,頼もしいと思われる存在だ,と思いました。
また,環境的にもめぐまれていたと言えるでしょう。
当時,大学生の間では,資格を取得することがブームのようになっており,友人,知人に「弁護士をめざそう」という目標をもっている方が多かったのも事実です。
私はソフトボールのサークルに所属していましたが(ソフトボールは下手ですが),そのサークルの中だけでも2名,弁護士をめざして予備校に通っている者がいました。
早稲田大学のあるJR高田馬場近辺は,資格試験予備校が日本一密集している地域であり,他の地域であれば,ビデオ講義でしか会うことのできない人気予備校講師の授業に生ライブで参加することができます。
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