司法修習生は実務修習を1年経験したあと,埼玉県和光市にある,司法研修所に戻ることになります。
ですので,京都から埼玉まで引っ越しが必要となります。
全国の司法修習生,約1000人が動きますので,さながら,民族大移動のようだと表現した人もいました。
司法修習中の動きをまとめますと,4月埼玉県和光市にて前期修習,7月京都にて実務修習,翌年7月埼玉県和光市にて後期修習,ということになります。
1年間の実務修習を終えて後期修習になると,みんな,法律家としての自覚が自然とできて,発言内容にも重みや深みが出るようになってきます。
ただ,前期には,とくに何も考えずに一緒に飲んだくれていた,裁判官・検察官志望者と,弁護士志望者との間に見えない壁のようなものができてくるのも後期修習です。
ただ,後期修習では,飲んで人間関係をつくることも大事ですが,より重要なことがあります。
司法研修所の卒業試験である,二回試験です。
(続く)
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