このたび、高松地方裁判所に、総額3億円以上の損害賠償請求訴訟を提起しました。
事案は、交通事故に関するものです。
交通事故により、一生、自宅での介護が必要になった被害者が、今後に自宅介護費用として必要な金額を請求する訴訟です。
自宅介護のためには、さまざまな費用が必要となります。
たとえば、介護用ベッドの購入費用、介護のために必要な自宅の改造費用、車椅子の購入費用、福祉車両の購入費用、などがあります。
また、家族が介護をおこなっている点について、1日あたり労働対価として、どれくらいの費用を認めるかという問題も発生します。
また、民間の介護サービス、デイケアを利用するための費用も、今後数十年分となれば、かなりの費用が必要となってきます。
事故によって、外部に意思表示をすることが難しくなった被害者に代わって、弁護士が、今後の自宅介護のために必要な費用を十分に賠償が受けられるように、しっかりと、介護の現場の声を主張していきたいと思います。
こういう、大型事件、そして、正義のために是非勝たなければならない事件は、まさに弁護士冥利に尽きると言える事件です。
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