斉藤由貴さんのダブル不倫報道
女優の斉藤由貴さんが、妻子ある医師と不倫関係にあったという報道がされています。
斉藤由貴さん自身も結婚していますので、お互いに不倫関係ということで、ダブル不倫と言われています。
斉藤さんも相手方の医師も不倫を認めてはいないとのことですので、あくまで以下は「不倫の報道が本当であったとしたら」という前提で書いていきます。
吉田の世代では、斉藤由貴さんは、スケバン刑事のイメージが強いです。
当時は大人気女優でした。
不倫は犯罪になるのか?
不倫という行為は悪い行為ですが、現代の日本の法律では「犯罪」とはされていません。
ただ、海外では宗教的な戒律の強い国では、不倫が犯罪とされるケースは多いですし、日本でも太平洋戦争前には不倫を処罰する法律がありました。
許されない行為であることは間違いありません。
不倫は民事責任があるのか?
不倫は犯罪ではないと書きましたが、民法上の違法行為にはなります。
したがって、不倫をおこなった人は、不倫の相手方の配偶者に対して、損害を賠償する責任を負います。
ですので、今回、斉藤由貴さんの不倫の相手方とされる医師の方の妻は、斉藤由貴さんに対して、損害賠償を請求することが可能です。
損害賠償の金額は、具体的な事情、たとえば、不倫の回数、不倫関係が続いていた期間、不倫の結果、離婚にまでいたったかどうか、というような事情によって違ってきます。
一般には、100万円~300万円程度が損害賠償として認められることが多いように思います。
もちろん、特別に大きな事情がある場合には増額されることもあり得ます。
ダブル不倫は、普通の不倫と異なるのか?
ダブル不倫の場合、それぞれの不倫の相手方の配偶者は、それぞれの不倫の相手方に損害賠償を請求することができます。
医師の妻は、斉藤由貴さんに対して不倫を理由として損害賠償請求をすることができます。
また、一方、斉藤由貴さんの夫は、医師に対して損害賠償請求をすることができます。
不倫関係にあった当事者の、それぞれの配偶者が損害賠償請求ができるという点では、ダブル不倫は通常の不倫とは異なるということがいえるでしょうか。
斉藤由貴さんの名前だけが報道されるのは、なぜ?
今回の件の報道をみていると、斉藤由貴さんの名前だけが報道されており、不倫の相手方の医師の名前や勤務先などは、全く報道されません。
「名前が分からないのではないか?」
と思う方もいるかもしれまんが、それはちがいます。
テレビ局も週刊誌も、本当は不倫の相手方である医師の名前は知っているはずです。
知っていて、あえて報道しないのです。
なぜならば、他人が不倫をしているということを世間に公表すると名誉毀損罪という立派な犯罪になってしまうからです。
「不倫関係があるということが真実であっても名誉毀損罪になるのですか?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
じつは、真実であっても、名誉毀損罪になります。
今井絵里子さんのケースとは何が違うのか?
「でも、今井絵里子さんの不倫の場合には、不倫の相手方の名前も報道されましたけど?」
と思う方もいるかもしれません。
今回のケースとは、なにが違うのでしょうか?
それは、不倫の相手方の男性が、公職にある方なのか、一般人なのか、という違いです。
公職にある方の行動は、ほぼ常に「公の関心事」になりますので、真実であれば、たいていのことは報道が許されます。
一方、一般私人の場合には、「不倫した」「離婚した」「海外旅行に行った」というような私生活上のことは、すべてプライバシーの保護を受けます。
ですから、今回の不倫相手の医師も、テレビや週刊誌では、名前は出ません。
プロのマスコミは、公職にある方や芸能人については名前を出して報道しますが、一般私人については、プライバシーを尊重して、名前は出しません。
このあたりは、かなり厳密にルールを遵守しています。
なお、斉藤由貴さんは、公職にはありませんが、芸能活動をおこなっている方は自らプライバシーを放棄しているとみなされるため、通常は名誉毀損にはなりません。
(もっとも、取材の程度や方法によっては法的に問題とされるケースもあります)
そのため、斉藤由貴さんの名前だけは出ますが、相手方の医師の名前は出ないのです。
今後も、相手方の医師の名前は、プロのマスコミの口からは出てこないと思われます。
斉藤由貴さんの今後の芸能活動に影響はあるのか?
(NHK 「真田丸」より)
斉藤由貴さんは、現在、女優として活動していますが、今回の不倫報道の影響で、女優としての活動ができにくくなる可能性は高いです。
斉藤由貴さんは、最近、NHKのドラマなどに出演していましたが、おそらく、今後はNHKには出演しにくくなると思われます。
不倫関係が報道された芸能人がテレビに出ると、かならず
「不倫したような人をテレビに出すな!」
というクレームが出されることが多いからです。
また、同様の理由で、テレビCMに出ることも難しくなると思われます。
テレビCMは、企業や商品のイメージアップのためにおこなうのですが、不倫が報道された芸能人を使うと、かならず
「不倫したような人を使うと企業イメージがダウンする!」
として、企業の方に嫌われるからです。
したがって、斉藤由貴さんの芸能活動には、かなり深刻な影響が出ると思われます。
不倫の相手方の男性医師に影響はあるか?
ですから、勤務先に影響が出ることもありません。
また、医師という仕事は、不倫をしたからといって、とくに仕事内容に影響はありませんので、とくに問題なく仕事を続けられると思います。
(実際、テレビで報道されていないというだけで、不倫している医師など、掃いて捨てるほどいます)
そうすると、同じ不倫をしておきながら、斉藤由貴さんと、その相手である男性医師との間で不公平があるようにも思えます。
ただ、この違いは、芸能人と一般私人との違いから発生しているものなので、しかたがありません。
斉藤由貴さん逆境にめげずにがんばってください
いろいろと解説しましたが、吉田個人は、斉藤由貴さんの元ファンですし、すばらしい才能をお持ちの方だと思って尊敬しています。
(NHK大河ドラマ「真田丸」より)
最近でも、大河ドラマ「真田丸」での阿茶局役の演技は、とても個性的で味のある演技だったと思います。
不倫はたしかにいけませんが、不倫はやめて、過去のことは反省なさって、いつか芸能界に復帰していただきたいと思います。
斉藤由貴さん、逆境にめげずにがんばってください。
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