イエローナイフで、私たちが泊まったホテルは、ディスカバリー・インというホテルでした。
ベッドは清潔で、お風呂も、まあ使えたので、悪くはなかったです。
高級ホテルというわけではありません。
イエローナイフで高級ホテルなら、やはり、エクスプローラー・ホテルです。
こっちは、たしかに高級ホテルです。
オールドタウンへ
さて、ホテルでは、バス停の時刻表を配ってくれていまして、親切ですね、と思っていたのですが、これは罠でした。
ホテルで配っていたバス亭の時刻表は、古いものであり、実際にバス亭に書いてあった時刻表とは違いました。
ま、海外旅行では、ままあることです。
↓正しいバス亭の時刻表
次のバスを40分待つくらいだったら、オールドタウンまで歩いていこうと思いました。
歩いても20分くらいの距離とのことでしたので、朝飯前の準備運動には、ちょうどよいです。
オールドタウンまでは、一本道なので、道に迷うことはありません。
まあ、スマホで地図を起動させていれば、なお安心です。
郊外の高台には、高級そうな住宅街がならんでいます。
あの辺が、アッパー層の住んでいるところなのでしょうか。
イエローナイフを走っている自動車は、かなりゴッつい自動車が多いです。
おそらく、冬には豪雪となるので、吹雪に当たり負けしないような、パワフルさが求められているのでしょうか。
先住民の風俗にならった、モニュメントみたいなものが道路沿いにありました。
イエローナイフは、もともと先住民が住んでいた地域ですので、こういう、先住民の文化を尊重するようなモニュメントが、けっこうあるのです。
(まあ、それをいえば、北米全て、先住民が住んでいた地域なのですが…)
アメリカ人は、先住民にひどいことをしたわけですが、
カナダ人は、アメリカ人ほどには、ひどくはなかったようです。
徒歩20分で、オールドタウンの
Dancing Moose Cafeに到着しました。
ここの朝食が、すごい人気だということだったので、一度、食べてみたかったのです。
それにしても、店名が「踊る鹿のカフェ」という、なかなか、シャレオツな名前です。
ここだけではなく、イエローナイフには、
とか
ワイルド・キャット・カフェ(山猫のカフェ)
とか、やたらと派手な名前のレストランが多いです。
日本人の感覚からすると、若干、引くところがあります。
これには、おそらく、イエローナイフの歴史が関係しています。
今ではイエローナイフはオーロラ観光という、シャレオツな産業で賑わっていますが、
歴史的には、もともと、ゴールドラッシュで、金を堀りに来た人が集まって出来た街です。
みんな、金を掘りあてて、人生一発逆転みたいに思っていましたから、
いきおい、そういう人たち向けに、勇壮な名前、派手な名前が付けられたのではないでしょうか。
なにしろ、イエローナイフで一番の高級ホテルが,
エクスプローラー・ホテル(探検家のホテル)
ですし、その高級ホテルに入っている、高級レストランは「トレイダーズ・グリル」(行商人のレストラン)という名前です。
あんま、高級そうに聞こえません。
まあ,それはさておき、カフェの中は、こんな感じで、
朝御飯。
オムレツを注文しました。
2千円くらいだったかな?
味は、とても良い。
オールドタウンは、こんな感じの落ち着いた家が立ち並んでいます。
帰る途中にあって、ワイルド・キャット・カフェ。
1937年創業ということで、老舗のカフェです。
当時は、金を堀りに来た、荒くれ者が、とぐろを巻いていたに違いありません。
イエローナイフの近辺は、巨大な湖に面しているので、フロート付の飛行機が、けっこう浮いていました。
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