高齢化社会のひとつのあらわれでしょうか。
最近、高齢者の方が、投資被害に遭うケースが増えています。
名の通った証券会社が、高齢者に投資被害を発生させるというケースが増えているのが残念なところです。
よくある被害は、過当取引、頻回売買と呼ばれるケースです。
これは、株式などの売買を、きわめて多数回にわたっておこなわせる被害です。
たとえば、投資資金が全部で1千万円の場合。毎日、同じ株式を1千万円分買って、翌日に全部売ったとすると、手数料1%なら2日で20万円の手数料が発生します。
これを1か月繰り返すと、手数料損が2百万円になります。
半年以内に当初の投資資金1千万円は全部手数料により消滅します。そういう被害を実際に相談を受けることが多いのです。
普段別居している高齢の親御さんのところで、証券会社の封筒を大量に発見したら、要注意です。親御さんに話をよく聞いた方がいいかもしれません。
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