神島化学工業株式会社のアスベスト被害訴訟について

DSC_1330

神島化学工業株式会社と元従業員との裁判上の和解がされました。

平成29年11月30日に、神島化学工業株式会社と、過去に同社に勤務していた労働者との間において、裁判の和解手続がされたという報道がされました。

神島化学工業株式会社は、過去にアスベストをつかった工業製品を取り扱っていました。

アスベストは、過去には、大変に便利な物質であるということで、盛んに使われていた歴史がありました。

しかしながら、じつは、アスベストは、便利である反面、人体に有害な物質であったことが、のちに判明しました。

DSC_1328 (1)

神島化学工業の問題点

問題は、アスベストが人体に有害であることが分かっていたにもかかわらず、会社がアスベストの使用を継続していたことにあります。

アスベストが人体に有害であることを知ったあとも、神島化学工業株式会社が、アスベストの使用を継続したことによって、会社の従業員が、

アスベスト肺

中皮腫

アスベスト性の肺がん

などの重大な病気となってしまったことが問題となりました。

これらの病気になると、肺の機能が低下して、呼吸が困難となり、とても苦しんだあと死亡することになります。

その苦しさは

「深海の中で、ストローだけで呼吸をしているような苦しさ、呼吸しづらさ」

だと言われています。

 

 

DSC_1329 (1)

神島化学工業に対する集団訴訟に発展したこと

Japan Map - Blue Square Dot神島化学工業は、本社は大阪にありますが、工場は香川県の旧詫間町にありました。

詫間町の工場に勤務していた、当時の従業員が、会社が使っていたアスベストによって健康を害して重大な病気になったということで裁判を起こしたのです。

一人ではなく、集団で裁判をおこないました。

裁判によって請求した総額は、2億7000万円であった、ということです。

この裁判は、1年以上高松地方裁判所で審理されていましたが、このたび、和解となりました。

和解の内容は、会社と元従業員との間の約束によって、非公開とされていますが、和解が成立したということは、当然、神島化学工業が、アスベストを使用していたことについての責任を認めて、お金を支払ったから和解になったのです。

神島化学工業の元従業員でアスベスト被害を受けた方へ

soudan

もしも、神島化学工業に、昔、勤務していて、現在,

アスベスト肺

中皮腫

アスベスト性の肺がん

になっている方は、その病気になった原因は、神島化学工業で過去にアスベストを取り扱っていたことが原因である可能性が高いです。

なぜならば、

アスベスト肺

中皮腫

アスベスト性の肺がん

というものは、アスベスト以外の原因で発生することは、ほとんどないのです。

ですから、こういう病気になった、ということは、ほとんどアスベストが原因であるということです。

そして、長期間アスベストを吸いこんだということは、仕事でアスベストを取り扱っていたということが原因である可能性が、とても高いということです。

被害者の方のために弁護士が協力します。

アスベスト被害を受けた被害者の方のために、弁護士は協力をいたします。

具体的には、

労災認定のお手伝い

労災認定されたあと、神島化学工業に対する請求のお手伝い

をすることができます。

法律相談無料で対応していますので、お気軽に御連絡をください。

電話番号は 0120-643-663 になります。

weicome

 

この記事を書いた人

yoshida

香川県高松市の弁護士 吉田泰郎法律事務所です。JR高松駅徒歩5分。あなたが話しやすい弁護士をめざしています。

Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.