建設アスベスト 救済法律が成立しました

アスベスト被害者の方に、良い知らせです。

２０２１年６月９日に、建設アスベスト被害者を救済する法律が成立しました。

建設現場で、アスベスト（石綿）を吸い込んで、肺がん、中皮腫などの病気になった方に対して、最大１３００万円を支払うという法律です。

この法律が成立したことによって、アスベスト被害者の救済は、進むと思います。

今まで、いわゆる「建設アスベスト」の被害者の救済は、遅れていました。

「建設アスベスト」というのは、建設現場でアスベストを吸い込んだことによって、肺がん、中皮腫などの病気を発症する被害のことを言います。

いままで「建設アスベスト」の被害救済は、難しいとされていました。

なぜならば、建設業界の場合、さまざまな工事現場を渡り歩く労働者が多いからです。そうすると、「どこの工事現場でアスベスト被害を受けたのか？」という、被害の特定が難しいのです。この点が、今まで、「建設アスベスト」の被害の救済が難しいという理由でした。

しかしながら、今回、「建設アスベスト」被害者を救済する法律ができた、ということです。

今回の被害救済法によって、今まで被害救済が難しかった「建設アスベスト」被害者が救済されることになるので、すばらしいことだと思います。

具体的に、どういう手続きが必要になるのかは、当事務所でも研究しているところです。

情報は、随時、公開していこうと思っています。

アスベスト被害の法律相談は、0120-643-663まで。

弁護士吉田泰郎が回答します。