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不法行為と責任を理解するための用語 …… 法律用語集

不法行為,故意,過失,無過失責任

質問1)「不法行為(ふほうこうい)」とはどのような行為なんですか?

回答
不法行為とは、人の権利や法律で保護された利益などを、違法に侵害する行為のことをいいます。
不法行為によって他人に損害を与えた場合、その者は損害を賠償する責任を負わなくてはなりません。
不注意で交通事故をおこしてしまった場合などが不法行為の代表例です。
また、複数人で共同して不法行為を行うことを共同不法行為といいます。


質問2)「故意(こい)」について教えてください。

回答
一般的な不法行為の成立要件には、故意または過失があるかどうかが必要になります。
故意とは簡単に言うと、「わざと」「意図的」ということです。
自分が行う行為で他人に損害を与えることがわかっていながらその行為に及んだ場合、故意があるということになります。
そうした場合不法行為は成立し、加害者は損害賠償責任を負うことになります。


質問3)「過失(かしつ)」のことがよくわかりません。教えてください。

回答
過失はニュースなどでもよく耳にする言葉ですね。
これは、本来行わなければならなかった注意を怠ってしまった状態のことをいいます。
例えば、よそ見をして運転をしていたら事故を起こしてしまうかもしれませんよね。
そのためドライバーは、運転中よそ見をしないように注意します。
しかしその注意を怠り、よそ見をして運転し、交通事故を起こしてしまった場合などは過失と判断されます。
怠った注意の度合いによりその過失が重過失なのか軽過失なのか決められます。
過失が認められれば、当然損害賠償責任を負うことになります。


質問4)「無過失責任(むかしつせきにん)」はどのような責任ですか?

回答
日本では、不法行為の成立において、原則として故意または過失があることを規定しています。
しかし、この「故意または過失」がない場合でも損害賠償責任を負うことになるケースがあり、そのことを無過失責任といいます。
製造者の責任を定めた製造物責任法(PL法)などが無過失責任の代表例です。
例え製造者に故意や過失がなかったとしても、その製品の欠陥により、消費者の生命や身体などに損害を与えた場合は、製造者は損害賠償責任を負うことになります。
また、事業者の製造過程における大気汚染や水質汚濁によって、付近の住民の健康被害などを引き起こした場合も、無過失責任を負うことになります。

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