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採用・退職・解雇を理解するための用語 …… 法律用語集

採用内定,内定取消,身元保証,再雇用制度

質問6)「採用内定(さいようないてい)」について教えてください。

回答
採用内定とは、企業が就職希望者に対して時期が来たら採用するという意思表示を行いその人を確保するために行うものです。
時期が来たらという留保付きなので、それ以前に内定者が犯罪を犯したり、新卒の場合に卒業が出来なかった際には取り消す権利を残したものです。
しかし、留保つきとはいえ労働契約が締結されたと見なされるので上記に挙げたような特別な理由が無い限りは企業側から内定を取り消すことはできません。


質問7)「内定取消(ないていとりけし)」とは何ですか。

回答
内定取消とは、採用側が一度内定の通知を出した就職希望者に内定の取消しを行うことです。
内定が出た時点で労働契約は結ばれたことになり、解雇と同じ意味合いになります。
しかし実際に就労してはいないので解雇予告手当のようなものは不要とされています。
内定取り消しが認められるのは、就職希望者の応募書類に虚偽の記載があった場合など社会通念上認められるものに限られます。


質問8)「身元保証(みもとほしょう)」とはどのような保証ですか。

回答
身元保証とは、従業員が何らかの理由で企業側に損害を与えた場合にその損害の保証をするという契約を結ぶことです。
この契約は採用する企業側と身元保証人との間で締結される契約です。
身元保証に関しては身元保証法に様々な規定が設けられ、保証人の負担が過大にならないよう保護しています。
この契約は、期限の定めが明記されていない場合には期間が3年となり、期間の定めがあっても5年以内としています。
また契約時に期間は自動延長するという旨の記載があっても、それは無効とされ契約を結び直す必要が生じます。


質問9)「再雇用制度(さいこようせいど)」とは何の制度ですか。

回答
再雇用制度とは、定年退職をした従業員を契約内容を変更して再び雇用することです。
平成24年に高齢者雇用安定法が改正され、65歳未満の労働者は希望者全員の雇用の義務付けを行うようになりました。
少子高齢化が進み、年金の支給開始年齢が引き上げられて行く中で、この法案の制定は高齢者の生活を安定させるために必須であったと言えます。

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