労働時間を理解するための用語 …… 法律用語集
労働時間,法定労働時間,拘束時間,休憩時間,時間外労働
質問1)「労働時間(ろうどうじかん)」について説明してください。
回答
労働時間とは、仕事における始業時刻と終業時刻の間である拘束時間から、休憩時間を除いた時間のことです。
休憩時間は、労働基準法によって、一日の就業時間に応じて適切な時間が規定されています。
労働時間を元に給料計算が行われますので、曖昧にしておくとトラブルの原因となりかねませんので注意が必要です。
質問2)「法定労働時間(ほうていろうどうじかん)」とは何ですか。
回答
法定労働時間とは、労働基準法に定めのある労働者が労働可能な限度のことです。
週に40時間、一日8時間を超えて働かせてはいけないと定められているのです。
質問3)「拘束時間(こうそくじかん)」とは何の時間ですか。
回答
拘束時間とは、仕事をするために出勤をしてから退社するまでの会社にいる時間全てのことです。
労働時間と休憩時間を合わせたものです。
質問4)「休憩時間(きゅうけいじかん)」とはどのような時間ですか。
回答
休憩時間とは、労働者が雇用者の監視から離れて自由を確保できる時間です。
労働基準法により、一日の就業時間に応じて必要な休憩時間を定めています。
一日の労働時間が6時間を超える場合には少なくとも45分間の休憩時間。
8時間を超える場合には、少なくとも1時間の休憩時間を与えることが決められています。
質問5)「時間外労働(じかんがいろうどう)」がわかりません。
回答
時間外労働とは、定められた時間を超えて働くことをいいます。
労働基準法で定められた法定労働時間がありますので、それを超える勤務を従業員に求める必要がある場合には、従業員の代表と「三六協定」を締結し、労働基準監督署へ届け出る必要があります。
届け出なく従業員を長時間働かせた場合には刑事罰として罰せられます。