修習の事前準備
回答:全体的なスケジュールは下記のとおりです。
5月~8月 サマークラーク、就職活動
9月 合格発表
10月 アルバイト
11月下旬 司法修習開始
多くの人は、履歴書を作って事務所訪問や説明会、サマークラーク等、就職活動を行っていました。
もっとも、事務所訪問等は毎日あるわけではありません。
そこで、空いた日は旅行をしたり、アルバイトをしたりする人が多かったように思います。
特に、修習が始まると海外旅行には許可がいる上、まとまった時間が取りにくいので家族や友人と海外旅行に行く方も多々見受けられました。
また、任官、任検志望者や留学を予定している人の中には集まって勉強会を開催している人もいました。
9月の合格発表後は、いわゆる白表紙(※1)や事前課題(※2)が送られて来るので、多くの人がその対応に追われます。
修習地によっては新たに引っ越しをする必要があるので、その準備も必要になります。
必要な準備や就職活動は怠らないようにしつつ、今まで刻苦勉励されてきた分、思いっきり羽根を伸ばされると良いと思います。
私は、10月頃まで週2,3日程度某法律系予備校でアルバイトをしつつ、就職活動や旅行、飲み会などをしていました。
アルバイトを選択した理由は、教材作成などで法律に触れることで法律の知識を維持したかったことと、電話対応など実務で必要となる能力を涵養しながらお金をもらえるので一石三鳥だと思ったからです。
※1白表紙…司法研修所から送られてくる教材の総称。代表的なものは新問題研究。多くのものが真っ白な表紙にタイトルだけ書いてあるので白表紙と総称されている。
※2事前課題…民事裁判、刑事裁判、検察、民事弁護、刑事弁護についてそれぞれ問題が送られてきて、その回答を郵送させるもの。事実認定が中心となっており、書くべき量も多い。
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