運営元をチェックしよう

事前準備

修習の勉強箱

運営者情報

恐怖の二回試験
HOME > 恐怖の二回試験 >時間配分

あるべき時間配分

質問:二回試験の時間配分は,どのようにしたらいいでしょうか。

1,最初に,緻密に答案構成をすること
記録を読み込んだあと,最初に,全部の答案構成を一気に書き上げます。
この最初の答案構成の段階が重要であり,このときに,霊感,インスピレーションがひらめくかどうかが,決定的に重要です。
二回試験にいたるまでに,法律の勉強を重ねて,十分に起案能力を高めていれば,必ず, 問題の本質が,
ハッ! という,ひらめきをともなって「降りてくる」はずです。
起案構成

全部の答案構成は,午前いっぱい使ってもいいですし,午後の最初のところまで時間を使ってもかまいません。

答案構成の時間は,事前に決めておいて,必ずその時間までに終わらせるようにするのがよいと思います。

最後まで詰めきれなかったとしても,時間がきたら,見切り発車しましょう。
提出時間に間に合わないよりは,不完全でも,とにかく提出できた方がマシです。

二回試験までの起案等により,自身が答案用紙一枚を,どれぐらいの時間で書ききれるのかおおよそ,把握していると思いますので,それを参考に答案構成時間を決めるのがよいと思います。

また,長時間の試験になりますので,休憩時間及び休憩のタイミングも事前に決めておくとよいと思います。

2,次に「書く」作業を開始すること

答案構成を十分に練り上げたあと,一気に答案を全部書き上げてください。

緻密な答案構成ができあがっていれば,「書く」作業は,わりと短時間でもできるはずです。

「書く」作業においても,なるべく,字を丁寧に書くことです。
少なくとも,他人が読んで読める状態でなければなりません。

なぐり書きのように書き散らすと,場合によっては,まったく判別が不可能ということになります。
今までの起案の練習で,自分が書くスピードが,1時間あたり何枚かということは把握していると思います。
ですので,どれくらいの分量なら1時間で書けるかは予測できます。
時間が不足すると予測したら,枝葉の部分は省略するとか,たいしたことのない論点は切り捨てるとか,書きながら判断してください。

3,最初に答案構成をした方がよい理由

もしも,いくつかある問ごとに,一つずつ答案構成をして,「書く」作業をおこなっていると,時間配分に狂いが出やすくなるのです。
そうなると,試験時間の最後において,時間が不足してしまって,途中答案のリスクが高まってしまいます。
また,人間の脳は,一度,ある作業をおこない始めてからフル稼働するまでに一定の時間がかかります。
「答案構成」→「書く作業」→「答案構成」→「書く作業」→
というように,違う内容の作業を切り替えるのは,作業効率が悪いのです。
そういう理由で,「最初に全部答案構成」→「一気に全部書き上げる」というやり方を,おすすめします。

いいね,してください。