交友関係
回答:就職活動から交友関係が広がることもあります。
交友関係は広げようとすればいつでも広げることができますが、時期ごとに特徴的なことを申し上げると以下のとおりです。
修習開始直後は、配属庁ごとの同期同士の飲み会や,教官を迎えての懇親会や旅行等のイベントが多数開催されます。
そこで、大学、ロースクール等の友人や就職活動で一緒になった人を介して交友関係が広がります。
司法修習生は配属庁をベースに組(小中学校のクラスのようなものです)を分けられ、各配属庁の中で4つの班に分けられます。分野別修習の場合は、班ごとに活動内容が決まっており、班で行動することが多いです。
したがって,同じ班の人と話すことが多いので、班の中で交友関係が広がりやすいです。
また、班の友人を介して他の班の方と知り合うきっかけも多いです。
集合修習では、多くの修習生は、司法研修所内にある寮に入りますので,この時期には多くの懇親会や旅行が催され、交友関係が深まります。
選択修習では、自分が選択したプログラムに従って修習を行うことがあります。
組や班に縛られないので新しい人と知り合うきっかけになりますが、分野別や集合と比べると交友関係を広げるきっかけとしては弱いかもしれません。
いずれにしても、自分から積極的に話しかけたり懇親会等のイベントに参加したりすれば自然と交友関係は広がります。
全国各地から集まってくる同期生と交友することは、非常に刺激になります。優秀な人が多く、勉強させられることを多々あります。
そして、友人が多いと懇親会や旅行などのイベントも増え、勉強に関する情報交換も増えるので修習が実りあるものになるように思います。
また、最後にある司法修習生考試(いわゆる二回試験)対策の勉強会を開催する上でも有益ですし、就職活動に関する情報も共有出来ます。
そして何よりも、これから法曹として何十年も生きていく上での同僚となるわけですから、修習中の交友関係は一生涯の関係になります。
仕事で分からないことも相談でき、仕事の上でもプラスになります。
収集中の交友関係や広ければ広いほど、深ければ深いほど良いと思います。
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