選択型修習とは
夏には浴衣を着ることもありますよね~
回答:集合修習の前又は後に、約2ヶ月間の期間中、数ある修習プログラムから自分で興味のあるものを選んで修習するものです。
プログラムの日程に空きがある日には、ホームグラウンド修習として弁護修習でお世話になった法律事務所にかえってくることもあります。
プログラムとしては、大きく分けて、各配属庁で行われるプログラムと、全国さまざまな場所で行われる全国プログラム、そして自分で会社の法務部などの研修先を見つけてくる,という自己開発型プログラムの3つがあります。
各修習地内で行われるプログラムは、大規模庁の方がバリエーションが多いと思われます。
内容としましては、裁判所の執行・保全部に行ったり、民暴事件を多く扱っている法律事務所に行ったり、検察では複雑な事件を担当する等、より専門的な修習をするものが多いです。
全国プログラムでは、例えば、地方配属の修習生が、東京の知財案件や渉外案件を多く扱っている事務所で研修させてもらったり、逆に都市部で配属の修習生が地方の公設事務所に行ったりします。
自己開発プログラムは、企業の法務部等が想定されているようです。ただ,修習生が自力で会社にアポイントメントをとることは容易ではなく、自己開発プログラムは,ほとんど使われていません。
選択型修習は、約2ヶ月間あり、選択できるプログラムは2週間程度の期間のものが多いので、大半の修習生は、いくつかのプログラムを選択することになります。
選択型修習は、人気のプログラムや人数が限られているプログラムは、課題や語学能力を示す書類を提出した上で抽選ないし選抜されるものもあり、必ずしも履修を希望したプログラムが履修できるとは限りません。
しかし、自らが興味のあるプログラムを選ぶことから、希望したプログラムを履修できた修習生の多くはより積極的な姿勢で修習することになります。