事務所の人数
1人事務所か、2人事務所か、3人以上の事務所か、で大きく異なる。
1人事務所は、ボスが全てであるため、ウマが合うなら永遠に楽しく過ごせるだろうし、それもいいかもしれない。
唯一のアソシエイトということであれば、ボスとの関係は強いものになるため、指導は濃いものになる可能性が高い。
大手法律事務所でワン・オブ・ゼムになるよりは、弁護士として早く成長できるだろう。
また、同じ同期が複数採用された場合には、よくいえば、切磋琢磨できるともいえるが、競争を強いられることもある。
もし、自分よりも出来のいい同期がいると、居心地が悪くなることもある。
一方、弁護士1人事務所の場合、外部から見えにくい不確定要因が多いため、就職してから「こんなはずではなかった」という思い違いが出やすいことはある。
2人以上の事務所は、2人以上の弁護士が毎日顔を合わせていて大丈夫なのだから、どちらかの人格が耐えがたいほどにひどい、ということはないのだろう。
2人事務所の場合、対等のパートナーであることが多い。
また、2人以上の弁護士のいる事務所の方が、収入面では安定している。また、弁護士の一人が病気・ケガをしたときも、残りがカバーできるという安心感はある。
3人以上の事務所は、「組織体」と考えるべきである。
したがって、組織体の成長計画、将来のビジョン、などが気になるところである。