事務所の立地・ビル
の場合には、西天満・北浜に事務所を置く法律事務所が圧倒的に多い。
それ以外の梅田、天王寺、京橋、などのようなターミナル駅に近いところに事務所をかまえているところは、立地について独自のポリシーをもっているかもしれないから、この点を聞いてみるとおもしろいかもしれない。
ビルの良し悪しというものはとくにないが、しいていえば、あまりに見すぼらしいビルだと、依頼者が不安に思うだろうから発展性はないだろう。
築年数が古くても管理がしっかりとしているビルは、こぎれいで気持ちがいいものである。
裁判所の近くには、一般に「弁護士ビル」と呼ばれるような、1階から5階まで、全て法律事務所しか入居していないビルもある。
そういうビルは、所有者の方も、弁護士に慣れており、弁護士という職業に好意的な人が多いので、安心できる面もある。
意外かもしれないが、不動産業者やビルのオーナーのなかには、テナントとしては、弁護士を嫌っている人が少なくない。
というのは、弁護士には、
「法律をたてにとって、正当な権利を主張しそうな」
イメージがあるからである。
正当な権利を主張されて困るというのは、いったい、普段はどうしているのか?と思うかもしれないが、まあ、そういうのが世の中の現実、というものである。
有名なビルに入居している事務所は、それなりにかせいでいるのだろうが、賃料を支払うために若手が徹夜で働いている可能性はある。
ビルなどの不動産については、占いなどゲンをかつぐ人もいるようだが、非科学的なことは信用しないようにしよう。