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69期修習生(関東修習)男性へのインタビュー


69期修習生(関東修習)男性へのインタビュー

回答者 69期司法修習生

修習地 関東

質問 就職活動の情報源は、どういうところでしたか。
(回答)ジュリナビ、アットリーガルが主でした。

多くの修習生が、こういう媒体を使うと思います。

ですので、情報源という点では、修習生の間には,そんなに差はないのかなあ、と思います。

 

その他、たまに数は少ないですが、入ってくる情報源としては、
ロースクールや大学の先輩からの情報、個別の法律事務所のホームページでの求人情報などがありました。

 

ごくまれな情報源としては、
ロースクールで求人情報が出されることもありましたが、これは、大手や有名な事務所だけでした。

質問 就職活動を始めた時期は、いつ頃からでしたか?

 

(回答)就職活動に動き始める時期は、受験生のレベルに応じて3つの時期があります。

 

まず一つめのグループ。

いわゆる上位ローで、大手四大渉外事務所を狙っているような受験生は、5月の司法試験受験前から、就職のために情報修習をしている感じでした。
在学中から、サマー・クラークにも一生懸命に行っていました。
また、サマー・クラーク以外でも、受験前に法律事務所での短期アルバイトを経験していた方もいるようでした。

二番目に意識の高い受験生は、5月の司法試験から、9月の合格発表までの間に、事務所説明会などに積極的に参加していました。
このグループでは、7月が一番就職活動が盛り上がっていたと思います。
9月までの間に、事実上、採用が決まっている人もいたように思います。

その他は,9月の合格発表がはじまってから,ぼちぼち動き出そうという感じであったと思います。


質問 印象が良かった就職説明会は、どのようなものでしたか?

(回答)事務所の説明をおこなったあとの、質疑応答に工夫のある事務所は、印象が良かったと思います。

 

たとえば、事務所の説明をおこなったあと、受験生が30人や40人という集団のままだと、心理的に質問を出しにくいというところがあります。

 

工夫をしている事務所は、あらかじめ、受験生側を5人から6人程度の小グループにわけており、質問を受ける際には、それぞれのテーブルを、事務所の代表や、アソシエイトの方、事務局スタッフの方が、順番にまわっていって、受験生の話を聞くという事務所が印象に残っています。

 

事務所の代表以外の、アソシエイトの方、事務局スタッフの方から、直接、事務所の分業体制や、事務所の雰囲気について個別にお話を聞けたことで、自分と事務所との間の距離が、かなり近くなったと思いました。

 

とくに、事務局スタッフの方と、お話ができる機会のある事務所は少ないので、貴重な経験だったと思います。

 

質問 事務所説明会で話を聞けて良かったテーマは、どういうものでしたか。
(回答)自分が事務所で働いた時のイメージが具体的にわくお話には関心を持ちました。

 

たとえば、交通事故の事件処理をテーマにして、事件の一連の流れを、はじめから最後まで話していただいたことが、印象に残っています。

交通事故が発生し、
その後、被害者が事務所に相談に来て、
法律相談をして、
弁護士がその事件を受任する契約をして、
その後、弁護士が保険会社に対して受任通知を発送して交渉を開始して、
示談案を何回か提案しあって、
最終的に合意する、
というような流れです。

質問 就職説明会では、このような説明をしてもらえると嬉しい、というテーマはありますか?

(回答)以下のような話がお聞きできたとは,嬉しかったです。

・在籍弁護士数
・ 主要業務
・ 受任事件の割合。たとえば,「交通事故30%、離婚20%...」というように。
・ 事務所に所蔵されている,書籍の冊数
・ 調べものができる環境が整っているか
・ 弁護士のライフサイクル……(笑)
・ 事務員の人数
・ 事務所の雰囲気

興味は,すごくあるが,なかなか聞きたくても聞けない質問は,次の二つです。
・ 年収
★内定が出る時期

とくに,内定を出す時期を明言してくれている法律事務所は,とても印象はよかったと思います。