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質問


事務所に対して、修習生側からの質問があるか?と聞かれたら、ぜひ質問しよう。
まったく質問をしないと、事務所に興味関心がないか、リサーチ能力がないと思われる。
また、その場で考えるよりは、事前に質問事項を検討しておいた方が、レベルの高い質問ができることは確実だ。
事前に質問事項をノートに書いておき、ノートをみながら質問をすることはよい習慣である。
しかし、実践している人は少ない。
ひょっとして、司法試験のクセが抜けていないのだろうか?
言うまでもなく、実社会では、面接のときにカンニングしてはいけない、などというルールはない。

逆に、質問事項を事前にノートに書いてきた、という人がいると、
「主体性のある人間だ」

ということで、プラスにとってもらえることは間違いない。

なにを質問するのか,ということだが,たとえば,事務所のホームーページがあるのであれば,ホームページを事前によく読んだうえで,

「貴事務所のホームページには,代表のお考えとして『依頼者にベストの仕事を尽くすこと』と書かれていますが,具体的には,どのような点について,そのお考えはあらわれているのでしょうか」

というように,ホームページをネタにして質問するといいと思います。

質問のネタがない場合には?

もし,ホームページのない事務所であれば,事前に入手できる情報は限定されているので,

「先生が,今まで経験された仕事のなかで,一番,心に残っている仕事を教えてください」

「先生が,今まで,一番,痛快だったご経験を教えてください」

というような,経験談+ヨイショ系の質問は,わりと無難に会話をはじめることができるであろう。
少なくとも、こういう質問をされて、印象を悪くする弁護士はゼロである。

こういう質問には,弁護士は,こころよくしゃべってくれるものだ。

だいたい,弁護士は,教えたがりであり,話したがりなのだ。

また,実際,年配のすぐれた弁護士の経験は,話としても,十分におもしろいものであることは間違いない。

少なくとも,今までの,「紙の上」での勉強より,よほどに刺激的な話を聞けることは間違いない。

また、弁護士は「痛快だった経験」「困難を克服した経験」を話していると、だんだん気持ちが痛快な気分になってきて、話相手である、あなたのことを
「痛快な気分にさせてくれるやつだ」
というように、いい具合に勘違いしてくれる、という効果が望めるのだ。

これは、面接だけでなく、人生のあちこちで使えるテクニックだったりする。

当然、その逆に「一番つらかった経験」「一番苦しかった経験」は聞いてはならない。
その話をしているうちに、弁護士は、「つらかったこと」「苦しかったこと」を思い出して、あなたのことを
「一緒にいると、イヤな気分のするやつ」
と認識してしまうことになるからだ。

勤務条件は初期段階では質問しないこと

逆に,

「給料はいくらですか?」

「産休はとれますか?」

「有給はありますか?」

「個人事件は自由ですか?」

というような,たしかに,修習生からすれば,興味関心はあるのは否定はできない事項については,少なくとも,最初から質問をするのは,どうかと思われる。

とくに「産休はありますか?」は,雇ったらすぐに産休とるのか?という誤解をあたえる可能性もあるので,少なくとも,何次選考かくらいになってから,初めて質問するべきものということになるだろう。

勤務条件は、たしかに大事なのだが、「休みがとれますか?」系の質問をする人というのは、はっきり言って、面接官に悪印象しか残さない。
「あいつは、働く前から、休むことしか考えていないのか?」
という印象になるのだ。

くれぐれも心したまえ。
面接は、友達とのおしゃべり時間ではないのだ。
仕事に対する、意思、意欲、やる気を全面に出すことは最低限の前提である。.
仕事をする前から休む話ばかりするような人間は、必ず面接に落ちる。