年齢の評価
20代の場合
25歳~29歳は、
採用する側からすると、ほとんど差はないものと認識される
25歳の方が29歳より早く合格しているから優秀だとも断言はしかねる。
採用する側からすると、25歳よりも29歳の方が3年間長く勉強しているし、3年間の人生経験もあり挫折も経験して人間的にも成長していると評価して、同じ給料なら29歳の方がのぞましい、と考える人もいる。
したがって、25歳と29歳では、どちらが有利とは一概にはいえないため、決定的な差はないと考えてよい。
一方、任官、任検の場合には、29歳よりも25歳の方が明確に有利。
大規模組織であるため組織の年齢ピラミッドを維持する必要があること、新人にはハードワークが待っているため、若くて体力があることが必要とされるため。
30歳以上の場合
20歳代とは異なるという認識。
30歳代の就職活動の場合、年齢による一般論はない。
新卒というよりは、中途採用という認識になるであろう。
それまでの職歴・経歴が、採用にあたっての切り札となる。
したがって、自分の能力と、対象となる事務所の業務内容、事務所の個性、がマッチするかどうかの問題となる。
年齢的なことで言うのであれば、一人事務所でボスの弁護士が35歳であるとすれば、36歳以上の新人を採用することは難しいであろう。
また逆に、一人事務所の60歳代の弁護士からみれば、あまり31歳と39歳との間に違いはない。
それは、私たちが、中学1年生と中学3年生をみても区別がつかないのと同じことである。