起こしやすいトラブル
これだけはやるな
- 当番弁護に行ったときに、「見通し」を話してはならない
- 依頼者の権利を時効にかけてはならない
- 控訴期限だけは守らなければならない
- 利益相反に気をつけろ
- 法律相談では、わからない質問には即答しない
- 敵方の弁護士を持ち上げるな
事件記録の管理
- カバン一個の原則
- カバンは網だなには上げるな
- 事件記録は自宅に持ち帰るな
- 事件記録は飲み会には持ち込むな
- 原本は死んでもなくすな!
- 便利なクリアバインダー
- ノートパソコンの問題点
- ルーズリーフより大学ノートを
スケジュール管理方法
電話の効果的な使い方
- はじめに
- 電話は自分の方からかけるべき
- 相手から電話をかけられたときはどうなるか
- 比較してみよう
- 電話がつながったあと
- 外出の予定間近での電話には
- 電話の声が小さいと言われら?
- 相手の声が怖いとき
- 電話を切るとき
来客時のマナー
はじめての法律相談
関連サイト
当サイトについて
外出の予定間近での電話には?
Effective usage of a telephone
法律事務所で仕事をしていると、
裁判の時間が近くなったため、これから裁判所に出廷しよう
と準備をしているときに、事務所の電話が鳴り、
「先生、○○さんからお電話です」
と、電話を取り次がれることがあります。
こういう場合、
電話に出るべきなのか
電話に出ずに、裁判の時間を優先するべきなのか
迷うことがあります。
こういう場面では、結論としては、
電話に出ずに、裁判の時間を優先するべき
です。
理由は、まず、筋の問題として、裁判の時間は、すでに約束をした予定であるからです。
一方、電話は、勝手にかかってきたものですから、その電話に出るという約束をしていたわけではありません。
事前に約束をしている予定と、約束ではなく一方的にかかってきたものであれば、約束をしている予定を優先するのは当然です。
また、理由の2つ目。裁判の予定がすぐ後に迫っているときに電話に出ると、ついて、イラっとして、早口でしゃべったり、怒ったような口調になってしまいます。
急いでいると、そこまで注意がまわらないのですが、
電話の相手方は、あなたが急いでいるということを知らないのです。
ですので、事情のわからない、電話の相手方は、
怒ったような口調で回答されて、不愉快な思いだけが残ってしまいます。
これではいけません。
相手に不愉快な思いをさせるくらいであれば、いっそのこと、居留守をつかって電話に出ない方がいいのです。
そして、裁判の予定が終わってから、ゆっくりと、落ち着いて、電話をかけ直せばいいのです。
電話をかけてきた方だって、いま、事務所に弁護士がいるかどうかはわかりません。
「いま、弁護士はいません」
と言われれば、そうか、いないならしょうがないな、と思うだけです。
以上より、
電話を取り次いでくれた事務員の方には、
「いまは席を外しています、と伝えてください」
と、指示しましょう。
そう言っておけば、角は立ちません。