起こしやすいトラブル
これだけはやるな
- 当番弁護に行ったときに、「見通し」を話してはならない
- 依頼者の権利を時効にかけてはならない
- 控訴期限だけは守らなければならない
- 利益相反に気をつけろ
- 法律相談では、わからない質問には即答しない
- 敵方の弁護士を持ち上げるな
事件記録の管理
- カバン一個の原則
- カバンは網だなには上げるな
- 事件記録は自宅に持ち帰るな
- 事件記録は飲み会には持ち込むな
- 原本は死んでもなくすな!
- 便利なクリアバインダー
- ノートパソコンの問題点
- ルーズリーフより大学ノートを
スケジュール管理方法
電話の効果的な使い方
- はじめに
- 電話は自分の方からかけるべき
- 相手から電話をかけられたときはどうなるか
- 比較してみよう
- 電話がつながったあと
- 外出の予定間近での電話には
- 電話の声が小さいと言われら?
- 相手の声が怖いとき
- 電話を切るとき
来客時のマナー
はじめての法律相談
関連サイト
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カバンは網だなには上げるな
Trouble
もう10年以上前のことになりますが、私の修習先は京都の法律事務所でした。
あるとき、指導弁護士と一緒に電車に乗って遠方の裁判所に出かけました。
私と指導弁護士は、電車のシートに座りました。
そして、私は、まだ目的地が遠かったため、自分の荷物を、電車の網棚に上げました。そして、指導弁護士に
「先生、荷物を上げましょうか?」
と、声をかけたのですが、指導弁護士は、
「いや、私は荷物は足元に置くことにしているんだ」
と、おっしゃるのです。
私は、そのとき、「?」という表情をしていたのでしょう。
指導弁護士は、
「カバンを網棚に上げて、自分の視界から消えてしまうとカバンの存在を忘れてしまう危険が高くなります。
だから、私は、カバンは、なるべく膝の上に置いているのです。
膝の上ならば、忘れることは絶対にありません」
と、説明してくれました。
これこそ、プロ意識。
事件記録を置き忘れないための「制度的保障」です。
それ以来、私は、どんなに疲れていても、電車のなかでカバンから手を離すことはありません。
まとめ
事件記録を置き忘れないために、電車のなかでは網棚は使わない。カバンに常に触れておく。