起こしやすいトラブル
これだけはやるな
- 当番弁護に行ったときに、「見通し」を話してはならない
- 依頼者の権利を時効にかけてはならない
- 控訴期限だけは守らなければならない
- 利益相反に気をつけろ
- 法律相談では、わからない質問には即答しない
- 敵方の弁護士を持ち上げるな
事件記録の管理
- カバン一個の原則
- カバンは網だなには上げるな
- 事件記録は自宅に持ち帰るな
- 事件記録は飲み会には持ち込むな
- 原本は死んでもなくすな!
- 便利なクリアバインダー
- ノートパソコンの問題点
- ルーズリーフより大学ノートを
スケジュール管理方法
電話の効果的な使い方
- はじめに
- 電話は自分の方からかけるべき
- 相手から電話をかけられたときはどうなるか
- 比較してみよう
- 電話がつながったあと
- 外出の予定間近での電話には
- 電話の声が小さいと言われら?
- 相手の声が怖いとき
- 電話を切るとき
来客時のマナー
はじめての法律相談
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ブログに他人の悪口を書いてしまう
Trouble
私は、弁護士がインターネットで情報発信をすることに賛成です。
むしろ、いままでの弁護士は、あまりに世間に対して情報発信をしていなかったと思いますし、弁護士のなかには、高度な知性にもとづき、独自の視点からの問題意識を世の中に提供し、名声を得ている例が多々あります。
ただ、いわゆる「ネットリテラシー」すなわち、読み書きそろばんとでもいうべき、インターネット上での基本的なルールを守らなければなりません。
言うまでもなく、インターネット上は、普段の社会生活の延長上にあります。したがって、普段の社会生活のうえでのルールは、インターネット上でのルールでもあります。
インターネット上が無法地帯だと思っている人がいたら、今すぐに、その考えは改めないといけません。
さて、ブログなどで情報発信をするうえで気をつけなければならない基本的なルールは
「他人の悪口を書いてはならない」
というものです。
他人の悪口を書いても、自分にとってなんらのプラスにならないうえ、書かれた方としては、たんに感情を害するだけです。
また、「悪口を言うとしても、もっとも卑怯なやり方」だとも言われるでしょう。
自分が意図したか、意図していなかったかは別として、
たしかに、その人のいないところで、全く反撃を受けないやり方で、しかも、まったく関係ない人も含めて公衆の面前で悪口を言うということですから、これ以上卑怯な攻撃方法はないでしょう。
とくに、依頼者の悪口をブログに書かないように気をつけるべきです。
たしかに、依頼者にも、いろいろな人がいるでしょう。依頼者と打ち合わせをしていると、ときには、愉快ではない感情をもってしまうことも、あります。
しかし、愉快ではない感情をもったからといって、悪口をブログに書くようなことは、絶対にしてはいけません。
以前に、元・依頼者の相談内容をブログに書いたうえで、人格を批判する内容を自分の運営するブログに書いてしまった弁護士が、懲戒請求を受け、懲戒請求が認められてしまったケースがあります。
この件では、もちろん、元・依頼者の名前までは書いてはいませんでしたが、それでも懲戒が認められたのです。
このように、他人の悪口をブログに書くことは、なんのプラスもないうえ、場合によっては、決定的なマイナスになります。
ですので、絶対にしてはいけません。
どうしても他人の悪口をいいたときには、口の堅い友人にだけ秘密に話すか、文章に書いた上で自分の机の中に誰にも見せずにしまっておくことです。