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共感を示す

The first legal-aid-services manual

弁護士

「あなたの話を、きちんと聞いています」
ということを、相手にわかる形で表現するには、
あいづちをうつ
ときとぎ、「はい」
「なるほど」
と言うことも必要です。

 

それをさらにすすめて、
相談者に共感していることを示すと、さらに、相談者は心を開いてくれます。
では、共感していることを明確に示すには、どうしたらいいでしょうか。

 

それは、相談者の言葉を反復するということです。

 

たとえば、
相談者「主人が、ギャンブルばかりやっていて、家にお金をいれてくれないんですよ」
と言ったら、
自分「ああ、ご主人さんが、ギャンブルばかりやっていて、家にお金をいれてくれないんですね」
と、同じ言葉を繰り返すのです。

 

話が進んで、
相談者「そうなんですよ。ですから、私が家計を助けるために、サラ金から借金して家にお金をいれていたんですよ」
と、話したら、
自分「ああ、家計を助けるために、サラ金から借金して家にお金をいれた、ということですね」
と、相談者が言った話を、繰り返すわけです。

 

このように、相談者が話した言葉を、そのまま繰り返すことを何度かやっていると、相談者は、
「この人は、自分の話を真剣に聞いてくれている。信頼できる」
と、本能的に思うのです。

 

まったく簡単なことなのですが、実践している人が少ないのです。
とくに年配の男性は、こういう手間のかかることを怠り、
「それで?」
「だから?」
というように、結論を急ぐ傾向があります。

 

しかし、結論を急ぐと、依頼者としては、自分の話をきちんと聞いてくれているのか、不安に思うものなのです。

 

結論を急ぐ前に、相談者との信頼関係の構築が先なのです。