起こしやすいトラブル
これだけはやるな
- 当番弁護に行ったときに、「見通し」を話してはならない
- 依頼者の権利を時効にかけてはならない
- 控訴期限だけは守らなければならない
- 利益相反に気をつけろ
- 法律相談では、わからない質問には即答しない
- 敵方の弁護士を持ち上げるな
事件記録の管理
- カバン一個の原則
- カバンは網だなには上げるな
- 事件記録は自宅に持ち帰るな
- 事件記録は飲み会には持ち込むな
- 原本は死んでもなくすな!
- 便利なクリアバインダー
- ノートパソコンの問題点
- ルーズリーフより大学ノートを
スケジュール管理方法
電話の効果的な使い方
- はじめに
- 電話は自分の方からかけるべき
- 相手から電話をかけられたときはどうなるか
- 比較してみよう
- 電話がつながったあと
- 外出の予定間近での電話には
- 電話の声が小さいと言われら?
- 相手の声が怖いとき
- 電話を切るとき
来客時のマナー
はじめての法律相談
関連サイト
当サイトについて
共感を示す
The first legal-aid-services manual
「あなたの話を、きちんと聞いています」
ということを、相手にわかる形で表現するには、
あいづちをうつ
ときとぎ、「はい」
「なるほど」
と言うことも必要です。
それをさらにすすめて、
相談者に共感していることを示すと、さらに、相談者は心を開いてくれます。
では、共感していることを明確に示すには、どうしたらいいでしょうか。
それは、相談者の言葉を反復するということです。
たとえば、
相談者「主人が、ギャンブルばかりやっていて、家にお金をいれてくれないんですよ」
と言ったら、
自分「ああ、ご主人さんが、ギャンブルばかりやっていて、家にお金をいれてくれないんですね」
と、同じ言葉を繰り返すのです。
話が進んで、
相談者「そうなんですよ。ですから、私が家計を助けるために、サラ金から借金して家にお金をいれていたんですよ」
と、話したら、
自分「ああ、家計を助けるために、サラ金から借金して家にお金をいれた、ということですね」
と、相談者が言った話を、繰り返すわけです。
このように、相談者が話した言葉を、そのまま繰り返すことを何度かやっていると、相談者は、
「この人は、自分の話を真剣に聞いてくれている。信頼できる」
と、本能的に思うのです。
まったく簡単なことなのですが、実践している人が少ないのです。
とくに年配の男性は、こういう手間のかかることを怠り、
「それで?」
「だから?」
というように、結論を急ぐ傾向があります。
しかし、結論を急ぐと、依頼者としては、自分の話をきちんと聞いてくれているのか、不安に思うものなのです。
結論を急ぐ前に、相談者との信頼関係の構築が先なのです。