起こしやすいトラブル
これだけはやるな
- 当番弁護に行ったときに、「見通し」を話してはならない
- 依頼者の権利を時効にかけてはならない
- 控訴期限だけは守らなければならない
- 利益相反に気をつけろ
- 法律相談では、わからない質問には即答しない
- 敵方の弁護士を持ち上げるな
事件記録の管理
- カバン一個の原則
- カバンは網だなには上げるな
- 事件記録は自宅に持ち帰るな
- 事件記録は飲み会には持ち込むな
- 原本は死んでもなくすな!
- 便利なクリアバインダー
- ノートパソコンの問題点
- ルーズリーフより大学ノートを
スケジュール管理方法
電話の効果的な使い方
- はじめに
- 電話は自分の方からかけるべき
- 相手から電話をかけられたときはどうなるか
- 比較してみよう
- 電話がつながったあと
- 外出の予定間近での電話には
- 電話の声が小さいと言われら?
- 相手の声が怖いとき
- 電話を切るとき
来客時のマナー
はじめての法律相談
関連サイト
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最初に何か感謝を伝える
Manners at the time of a visitor
初対面の依頼者の方と、はじめて、お話するときには、弁護士の方も、やや緊張しているものです。
ただ、依頼者の方が、弁護士の2倍以上は緊張しているはずですから、その緊張をほぐしてあげた方がいいでしょう。
緊張をほぐすためには、軽く言葉を交わしたらいいのです。
私が、いつもおこなっているのは、
今日来ていただいたことに感謝の言葉を述べる
ということです。
たとえば、雨の降っている日に来ていただいた依頼者であれば、
「足元の悪い中、来ていただいて、ありがとうございます」
または
「雨のなか、来ていただいて、ありがとうございます」
という感謝をします。
冬の寒い日であれば、
「お寒い中、来ていただいて、ありがとうございます」
という感謝ができます。
晴れて気候もおだやかな日であれば、
「遠いところ、来ていただいて、ありがとうございます」
という感謝ができます。
たまに、
「遠いところ、来ていただいて、ありがとうございます」
と、感謝すると、
「いやいや、じつは、うちの家は、歩いて3分のところですから」
と、言われることもありますが、そういう場合でも、別に、当方が感謝したことに対して怒る人はいませんから、弁護士としては、それにつづけて、
「ああ、近いところだったのですね、それはよかったです」
と、応対すればいいのです。
人間というものは、思わぬことで感謝されたときに、相手に対して好意をもちます。
ですから、最初に、当方から、なにか感謝することを見つけて感謝すれば、良好な関係をつくることができるのです。
「来ていただいたこと」に感謝するのが、もっとも感謝しやすい方法ですが、
そのほか、もし、相談にさきだって、資料をいただいていたのであれば、
「資料を送っていただいて、ありがとうございます」
という感謝もできるでしょう。
また、相談してくれたこと自体に感謝して、
「本日は、ご相談いただいて、ありがとうございます」
と感謝すれば、およそ、どのような場合でも感謝をすることが可能になります。