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法律相談では、わからない質問には即答しない

Trouble

弁護士

新人弁護士も、法律相談を受ける場合があります。
事務所で、法律相談をする場合もあれば、弁護士会でおこなっているような、公的な法律相談をおこなうこともあるでしょう。
また、市役所、区役所での法律相談の割り当てがまわってくることもあります。
そういうときに気をつけたいのが、
わからないことはわからない、と、率直に言うべき
ということです。

 

弁護士だからといって、全てのことについて即答しないといけないわけでは、けっしてありません。
難しい内容だと思ったら、
「それは、高度な法律問題を含みますので、じっくり調査したうえで回答いたします」
と回答して、実際に、調査してから回答しましょう。
相談者は、そういう対応について、きっと
「丁寧で慎重な対応だ。この人は優秀な弁護士だ」
と思ってくれるでしょう。
弁護士会や市役所での相談であっても、
「調査したうえで回答します」
として、連絡先を聞いておけばいいのです。

 

ただし、約束をしたのであれば、なるべく早いうちに回答してあげてくださいね。
相談者は、それを待っているはずです。

 

逆に、してはならないのは、
わからないことだから、調べもせずに、適当な思いつきを回答する
という対応です。
弁護士の法律相談は、単なる日常会話や井戸端会議ではありません。
プロの専門技能のひとつです。
法律的に正しくない回答、ウソを回答したら、責任問題になると、自覚してください。