起こしやすいトラブル
これだけはやるな
- 当番弁護に行ったときに、「見通し」を話してはならない
- 依頼者の権利を時効にかけてはならない
- 控訴期限だけは守らなければならない
- 利益相反に気をつけろ
- 法律相談では、わからない質問には即答しない
- 敵方の弁護士を持ち上げるな
事件記録の管理
- カバン一個の原則
- カバンは網だなには上げるな
- 事件記録は自宅に持ち帰るな
- 事件記録は飲み会には持ち込むな
- 原本は死んでもなくすな!
- 便利なクリアバインダー
- ノートパソコンの問題点
- ルーズリーフより大学ノートを
スケジュール管理方法
電話の効果的な使い方
- はじめに
- 電話は自分の方からかけるべき
- 相手から電話をかけられたときはどうなるか
- 比較してみよう
- 電話がつながったあと
- 外出の予定間近での電話には
- 電話の声が小さいと言われら?
- 相手の声が怖いとき
- 電話を切るとき
来客時のマナー
はじめての法律相談
関連サイト
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悪い言葉は言い換える
The first legal-aid-services manual
たとえ、話の内容としては、間違っていなくても、会話の中で悪い言葉を使用すると、そのこと自体で、人格的に問題があるように思われます。
日本の政治家のなかには、ざっくばらんな性格であることを強調したいがためか、乱暴な言葉や、悪い言葉を、あえて使うような方がいるようです。
しかし、弁護士は、そのようなレベルの低いことを真似するべきではありません。
たとえば、
「あー、相手の会社は、こんなカスみたいな書面を出すようでは、無能としか言いようがないですね」
というような表現は、
「あー、相手の会社は、こんなレベルの低い書面を出すようでは、能力的に劣りますね」
と、言い換えましょう。
なるべく、中立的、客観的な表現をこころがけましょう。
また、勝訴する見込みのない裁判の相談をされたら
「こんな負けるに決まってる裁判なんかできませんよ。アホみたいですやんか」
という表現は、内容としては間違っていなくても、そのように言われると相談者としては傷つきますので、
「この裁判は、勝訴の可能性は非常に低いです。お考え直しになった方がよいです」
と言い換えれば、相談者も「まあ、そうですよね」と納得するものです。
ただ、ここで、もし、
「勝訴の可能性が低いということは、勝訴の可能性がないことはないんですか?」
と、食い下がられた場合はどうしましょう?
裁判のことですから、たしかに、結果について「絶対」ということは断言しにくい部分もあります。
ただ、ほぼ確実に敗訴するケースであれば、余計な期待をさせないために、
「私としては、勝訴の可能性はゼロだと思います」
と言ってしまった方が親切だと思います。