起こしやすいトラブル
これだけはやるな
- 当番弁護に行ったときに、「見通し」を話してはならない
- 依頼者の権利を時効にかけてはならない
- 控訴期限だけは守らなければならない
- 利益相反に気をつけろ
- 法律相談では、わからない質問には即答しない
- 敵方の弁護士を持ち上げるな
事件記録の管理
- カバン一個の原則
- カバンは網だなには上げるな
- 事件記録は自宅に持ち帰るな
- 事件記録は飲み会には持ち込むな
- 原本は死んでもなくすな!
- 便利なクリアバインダー
- ノートパソコンの問題点
- ルーズリーフより大学ノートを
スケジュール管理方法
電話の効果的な使い方
- はじめに
- 電話は自分の方からかけるべき
- 相手から電話をかけられたときはどうなるか
- 比較してみよう
- 電話がつながったあと
- 外出の予定間近での電話には
- 電話の声が小さいと言われら?
- 相手の声が怖いとき
- 電話を切るとき
来客時のマナー
はじめての法律相談
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ルーズリーフよりも大学ノートを
Trouble
メモをルーズリーフでとる、という人もいます。
ルーズリーフを使うときのメリットは
1 打ち合わせのときにルーズリーフ一枚だけにメモしても、あとでバインダーに閉じて整理できる
2 ルーズリーフ数枚であれば持ち運びが簡単なので、事務所外でメモをとるときに便利
というものだと思います。
ただ、私の経験では、ルーズリーフを使用してメモをとるのは、ノートパソコン以上に、デメリットが大きいと思います。
1 ルーズリーフ一枚のメモは、本棚に立てることができない。
したがって、机の上に横に寝かせることになり、収納の場所を意外ととってしまう。
2 ルーズリーフ一枚だけのメモは、きわめて紛失しやすい
紛失しないためにはバインダーに閉じればいいのだが、ルーズリーフ一枚だけの状態では、バインダーに閉じるのがもったいない。
そのため、ルーズリーフ一枚だけのメモは、置いておく場所がなくなってしまう。
3 メモの順番がわからなくなる
相談者との打ち合わせが数回になった場合、それぞれの回にルーズリーフでメモをとったとします。
そのメモを、あとで、読んでみると
「どの順番で打ち合わせをしたのか、よくわからない」
という事態が、おうおうにして発生します。
メモに日付を入れておけばいいのですが、意外と、日付を入れるという作業は忘れがちです。
以上より、紛失のおそれの高い、ルーズリーフはメモには使用するべきではありません。
大学ノートの利便性
私は、打ち合わせのメモには大学ノートを使うべきだと考えています。
メリットとしては、
1 依頼者の顔を見ながらメモをとることができる。
2 冊子の形になっているので、本棚に立てることができる。そのため、収納が楽である。
3 ルーズリーフと異なり、メモが時間の順序に強制的に並べられることになるため、打ち合わせの前後関係が一目でわかる。
4 パソコンと異なり、起動の時間が必要ないので、すばやくメモをとれる。また、電池切れもフリーズもないため、きわめて信頼性が高い。
ということがいえます。
したがって、大学ノートは、パソコン、ルーズリーフの弱点を完全にカバーしています。
一方、デメリットとしては、
1 最初の相談の段階では、事件になるかどうかわからないため、わざわざ大学ノートを1冊つかってしまうのは、もったいない
2 大学ノートを持ち歩く必要がある
ということが挙げられるでしょう。
ただ、1に関していえば、大学ノートなど、まとめて買えばきわめて安いものですから、多少のもったいなさは無視してしまう、というのも、ひとつの考えです。
また、たとえば、最初の相談の段階では、ルーズリーフでメモをとっておき、もし、その相談が事件になるようであれば、最初の相談のときに使用したルーズリーフの必要部分を切って、大学ノートに貼り付けてしまえばいい、ということもいえます。
したがって、大学ノートは、メリットの部分が大きい上に、決定的なデメリットがないので、法律相談のメモには大学ノートが推薦できるでしょう。