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ルーズリーフよりも大学ノートを

Trouble

メモをルーズリーフでとる、という人もいます。
ルーズリーフを使うときのメリットは
1 打ち合わせのときにルーズリーフ一枚だけにメモしても、あとでバインダーに閉じて整理できる
2 ルーズリーフ数枚であれば持ち運びが簡単なので、事務所外でメモをとるときに便利
というものだと思います。

ただ、私の経験では、ルーズリーフを使用してメモをとるのは、ノートパソコン以上に、デメリットが大きいと思います。

1 ルーズリーフ一枚のメモは、本棚に立てることができない。
したがって、机の上に横に寝かせることになり、収納の場所を意外ととってしまう。


2 ルーズリーフ一枚だけのメモは、きわめて紛失しやすい
紛失しないためにはバインダーに閉じればいいのだが、ルーズリーフ一枚だけの状態では、バインダーに閉じるのがもったいない。
そのため、ルーズリーフ一枚だけのメモは、置いておく場所がなくなってしまう。

3 メモの順番がわからなくなる
相談者との打ち合わせが数回になった場合、それぞれの回にルーズリーフでメモをとったとします。
そのメモを、あとで、読んでみると
「どの順番で打ち合わせをしたのか、よくわからない」
という事態が、おうおうにして発生します。
メモに日付を入れておけばいいのですが、意外と、日付を入れるという作業は忘れがちです。

以上より、紛失のおそれの高い、ルーズリーフはメモには使用するべきではありません。

大学ノートの利便性

私は、打ち合わせのメモには大学ノートを使うべきだと考えています。

メリットとしては、
1 依頼者の顔を見ながらメモをとることができる。

2 冊子の形になっているので、本棚に立てることができる。そのため、収納が楽である。

3 ルーズリーフと異なり、メモが時間の順序に強制的に並べられることになるため、打ち合わせの前後関係が一目でわかる。

4 パソコンと異なり、起動の時間が必要ないので、すばやくメモをとれる。また、電池切れもフリーズもないため、きわめて信頼性が高い。

ということがいえます。
したがって、大学ノートは、パソコン、ルーズリーフの弱点を完全にカバーしています。

一方、デメリットとしては、
1 最初の相談の段階では、事件になるかどうかわからないため、わざわざ大学ノートを1冊つかってしまうのは、もったいない

2 大学ノートを持ち歩く必要がある

ということが挙げられるでしょう。
ただ、1に関していえば、大学ノートなど、まとめて買えばきわめて安いものですから、多少のもったいなさは無視してしまう、というのも、ひとつの考えです。
また、たとえば、最初の相談の段階では、ルーズリーフでメモをとっておき、もし、その相談が事件になるようであれば、最初の相談のときに使用したルーズリーフの必要部分を切って、大学ノートに貼り付けてしまえばいい、ということもいえます。

したがって、大学ノートは、メリットの部分が大きい上に、決定的なデメリットがないので、法律相談のメモには大学ノートが推薦できるでしょう。