起こしやすいトラブル
これだけはやるな
- 当番弁護に行ったときに、「見通し」を話してはならない
- 依頼者の権利を時効にかけてはならない
- 控訴期限だけは守らなければならない
- 利益相反に気をつけろ
- 法律相談では、わからない質問には即答しない
- 敵方の弁護士を持ち上げるな
事件記録の管理
- カバン一個の原則
- カバンは網だなには上げるな
- 事件記録は自宅に持ち帰るな
- 事件記録は飲み会には持ち込むな
- 原本は死んでもなくすな!
- 便利なクリアバインダー
- ノートパソコンの問題点
- ルーズリーフより大学ノートを
スケジュール管理方法
電話の効果的な使い方
- はじめに
- 電話は自分の方からかけるべき
- 相手から電話をかけられたときはどうなるか
- 比較してみよう
- 電話がつながったあと
- 外出の予定間近での電話には
- 電話の声が小さいと言われら?
- 相手の声が怖いとき
- 電話を切るとき
来客時のマナー
はじめての法律相談
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弁護士日誌の記載方法
The schedule management method
裁判所
の欄には、法廷が開かれる裁判所の名前をいれます。
私の場合には、自分で決めた略称をいれています。
たとえば、大阪地裁での法廷であれば、
大地
東京地裁での法廷であれば、
東地
東京高等裁判所での法廷であれば、
東高
とメモしておけば、他の裁判所と混同することはないでしょう。
次に、
部係
法廷
ということを書く蘭があります。
第一回目の法廷の期日は、必ず口頭弁論になるわけですが、第二回目の期日は、口頭弁論となる場合と、弁論準備手続きになる場合の2つがあります。
口頭弁論になった場合には、法廷で期日がおこなわれることになります。
一方、弁論準備手続きになった場合には、法廷ではなく、弁論準備室でおこなわれることになります。
弁論準備室を使うことになった場合には、まず、その事件が係属している部の書記官室に行って、その日に使用する弁論準備室を案内してもらう必要があります。
ですので、何部に行けばいいのかを把握するめたに「部係」を書く蘭があるのです。
なお、私の経験では、大阪地裁のような大規模庁なら、部係だけでなく、
その部が何階か
も、メモしておくと便利でしょう。
次に、
依頼者
相手方
を書く蘭があります。
何の事件か、ということを把握するためにあります。
もちろん、依頼者と相手方の両方を書いておいてもいいのですが、依頼者の名前を書いておけば十分であることが多いでしょう。
摘要
の欄には、たとえば、次回が弁論準備手続きであれば
弁準
と書きます。
口頭弁論期日と弁論準備期日とでは、弁護士が出廷する場所がちがいますので、スケジュール管理のうえで、重要な情報です。
和解交渉がおこなわれる予定であれば、
和解
と書きます。
次回に和解交渉が見込まれるのであれば、事前に、依頼者と打ち合わせをおこなって、和解をするかしないか、もし和解をするのであれば、どのような条件を最低限、必要とするか、というような検討をしておくことが必要となります。
また、和解が成立する見込みであれば、依頼者を裁判所につれていって、和解の期日に同席させる必要もあるでしょう。
また、判決の予定であれば、
判決
と書きます。
民事事件の場合、判決の期日には出廷の必要はありません。
多くの弁護士が、判決の期日には、わざわざ裁判所にはいきません。
判決の期日に裁判所に行くのは、依頼者が判決を聞きたいと希望するときか、あるいは、自分にとって、判決が非常に興味のある事件で、一刻も早く結論を知りたいときです。