
面接は練習で上達する

面接の重要性について話をすると, 
「自分は,話し方は下手ですし,話題は少ないです。面白みのない人間ですし,他人とコミュニケーションをとることに自信がありません! 
ですから,話し方が重要だと言われたら,自分は,むしろ落胆します」 
という人がいるかもしれない。 
そういう人は正直な人だ。 
        だが,二つの大事なことを忘れている。 
        一つ目は,コミュニケーションの能力は,練習によって,いくらでも伸ばすことができる,ということである。
      二つ目は,修習生の99パーセントはコミュニケーションが苦手だ,ということである。
実務の第一線で働いている弁護士も,司法試験に合格した直後には,口下手,話し下手,説得下手であったろう。 
        司法試験のために,何カ月も,人と話さないような生活をしていたのであるから,そのような状況で,他人と話すのが得意になるはずがない。 
他人とのおしゃべりに時間を使っていたら,落ちるのが司法試験だ。
そう, 
        全ての弁護士は,昔は口下手だった。 
しかし,口下手,話し下手,であった人も,実務について活躍しているうちに,話すことは,いくらでもできるようになってくる。

話し方など,練習すれば,いくらでも上手になる。 
        声の調子なども,書店で,発声練習用の本やCDを,いくつか買ってきて練習すれば,数日で,大きく改善するであろう。 
また,たとえば,スマホの動画撮影でもよいので,自分が話しているところを動画を撮影して,自分で見てみることだ。
自分が話している姿は,たいてい,醜悪だ 
        なにも練習をしなければ,その醜悪な姿を面接官にみせることになる。 
        醜悪な姿を面接官に見せるという大罪を犯せば,不合格になるのは,むしろ,当たり前だ。 
        自分の醜悪な話し方に,愕然とし,奮起して改善すれば,面接力は劇的に改善することになる。 
話し下手なのは修習生の宿命 
        これを改善するのは,人の意思 
      
 
      
         









 
 









