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●自分の性格の分析
ちゃんと読む。採否に影響する。
具体的な事実を踏まえた説得力のあるものなら採否にプラス。
自分の性格の長所を3~4つのポイントを挙げて論じるなら読む方にとって負担は少ない。
5つ以上は多すぎて記憶できない。
過去の性格分析で、印象に残ったものには
「人の話をよく聞く」
「責任感をもって物事に取り組む」
「成果をあげるまで粘り強く努力する」
「コミュニケーション能力がある」
「プレゼンテーション能力がある」
「チャレンジ精神がある」
「自分のあり方を常に考え、積極的に動く」
「人の話をよく聞き、相手の立場になって物事を考えられる」
「相手から根気よく話を聞き出し、まとめることに向いている」
「どんなに高い目標でも努力を積み重ね、成功するまであきらめない」
「問題の分析、問題解決の能力がある」
というものがあった。
ただし、具体的な実績、行動、の裏付けがないものは説得力に欠ける。

●理想とする人物
書いてあれば読む。
誰を理想として誰を目指すかは、自分の価値観や内面をあらわすものであるため。
人名だけではなく、どういう点に共感するのかも書くべきであろう。
たとえば、吉田の場合であれば、理想とする人間は
大前研一である。
大前研一は、世界的に高名な経営コンサルタントである。
中曽根元首相、マハティール・マレーシア元首相のアドバイザーを長年つとめた。
大前研一は、いかなる問題でも解決する明晰な頭脳をもち、
自分の考えを他人にわかりやすく表現する能力があり、
絶対に目的をあきらめない不屈の闘志がある。
今は、日本の変革のために、後進の育成にちからを入れている。
吉田は、今生で、このような半神に出会い、その教えを受けたことを、一生の財産になったと感謝しているのである。

●趣味・特技
面接のときの話のネタになるので読む。
したがって,せめて暇つぶしにはなるように,興味をもてることを書きたまえ。

●貴事務所を志望した理由
あまり書かなくてよいと思う。
というのは,そもそも「貴事務所」は,情報を積極的に外部に明らかにしていないことが多い。
想像で「貴事務所は,長年地域社会に貢献されていて,すばらしいです!」とか書かれても,
「え…うちの事務所は,去年,ここに移ってきたのですが…」
というようなオチになるのも,みっともない。
他のところで勝負した方がいいのではないだろうか。

 

●法曹を志したきっかけ・動機
採否には影響はない。
法曹をめざした動機はさまざまであるが、ある動機を他の動機よりも高く評価することは難しい。したがって、ここで差をつけることは難しい。
また、本当に強烈な動機があるなら書いてもいいと思うが、正直なところ、いままで、「なるほど」と思った動機に出会ったことがない。
かっこいいことを書いても心には響かない。
かといって「とくにきっかけはありません」と書くのもためらわれるのであろう。
そもそも,「法曹を志したきっかけ・動機」なんて,昔の話ですやん。
もっと,今の話をしましょうよ,今の話を。

 

●興味のある法律分野
一般には採否には影響しない。
大学での勉強と実務は全く異なるため。また、弁護士が新人時代から特定の分野だけをおこなうことは、ほぼないため。
大学の専攻と直結している内容の専門事務所なら、多少は関係あるかもしれない。
ただ、事務所の取り扱い分野と、「興味のある法律分野」が完全にミスマッチになっていると、マイナス方面には影響する。
個人法務が主流の事務所の履歴書に「ファイナンス」とか「クロスボーダー案件」とか書くのはまずいだろう。

おまえは,なにか,うちの事務所に嫌味を言いにきたのか?

と解釈されるかもしれない。