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例文4潜在力のある自己PR文


講評

ある程度自己分析をしているが,もっと深くまでねちっこく掘り下げたい。この人は,PRのネタになるような経験も多く,潜在的にいいものをもっている。そこをより深堀すれば,この2倍くらいは書き込めると思う。
改善すると非常によいものになる可能性があるため,もったいない自己PRのひとつ。

 

この度は書類審査をしてくださり,誠にありがとうございます。
ひまわり求人求職ナビで貴事務所の求人情報を拝見し,貴事務所に仕事をしたいと思いましたので,履歴書を送付させていただきました。
以下において志望動機・自己PR等を説明させていただきます。

志望動機
私は,優秀な弁護士になるために様々な種類の事件を経験していきたいと考えているところ,貴事務所は幅広い事件を取り扱っておられます。
そのため,貴事務所に魅力を感じました。
また,私は,社会におけるインターネットの役割が大きくなっている現在において,法曹もインターネットを活用し,インターネットにおける問題に対応していかないといけないと感じ,これらのことをもっと勉強し取り扱っていけるようになりたいと考えています。
貴事務所は,WEBを積極的に活用して広報をされておりますし,取扱い事件でもインターネット法律関係事件を大きく取り扱っておられるように感じられました。このことからも,貴事務所に魅力を感じました。
以上のことから,貴事務所で仕事をしたいと考えました。

自己PR
1.責任感
私は責任感が強いと自負しています。
私は大学時に剣道部で主務という部活動の方針決定や遂行,他大学や他部との渉外,合宿や遠征での指揮等を行う幹部職を務めていました。
その際は,部員達がより良い環境で活動出来るようにするという職務達成のために,部員の意見集め,先輩が後輩の面倒を見やすくする制度の設立,交流のなかった大学との試合のセッティング等を積極的に行いました。
私がこのような活動を出来たのは,自分の職務を達成するという責任感を持っているからだと考えます。
この責任感は,私が弁護士活動をする上で,クライアントや関係者の最良の結果を追い求めるという姿勢,紛争解決のために試行錯誤をする姿勢,クライアント開拓のための行動に繋がると考えています。
2.向上心
私は面白く仕事・生活が出来るように,向上心をもつように心がけています。
大学4回生の時に法律を扱う職業に就きたいと思って以来,基本書や判例百選等で法律の知識を獲得できるよう勉強してきました。
法科大学院では,企業関係の法律を面白いと感じたため,会社法及び租税法を意欲的に学びました。
また,知識偏向の学習では優秀な法曹にはなれないと思い,具体的事実から論点を抽出し問題を解決する作業が出来ること及び表現力の向上を目的として,いくつかの自主ゼミに参加するといったこともしました。
現在は,法律以外の世間の常識や他業種の専門的知識の獲得が必要と感じ,新聞・インターネットによる情報収集,英語や株取引の勉強等をするように心がけています。
以上の活動は偏に自分の向上心によるものだと考えます。
この向上心は,今後の法曹活動において,多種多様な案件に挑む姿勢に直結すると考えています。

目指す弁護士像
私は,人から信頼され,何度も仕事を依頼したいと言われるような弁護士になりたいと考えています。
自己PRで述べたように,大学時代は部活動を,法科大学院時は自主ゼミを取り組んでいました。
これらの活動を通じて,私は人から信頼を得ることが自分にとって大事なことであると感じました。
そのため,私は人から信頼され,何度も仕事を依頼される弁護士になりたいと考えています。
そして,人から信頼を得るためには,責任感をもって目の前の職務をこなすことが大事であるということをこれまで学んできました。
そのため,弁護士となった後も,これまで培ってきた責任感を発揮し,人から信頼を得られるようになりたいと考えています。

興味のある法分野
1 企業法務に興味を持っています。
私は,大学時代の会社法の講義が面白かった事をきっかけに法曹に興味を持ちました。法科大学院時は,会社法を,その中でもM&Aを意欲的に勉強することで,更に興味を持ちました。
2 不動産関係の事件に興味を持っています。
私は,日常生活の中で不動産関係の事件に関わったことが滅多に無かったので,民法の講義で不動産がテーマとなった時に,興味を惹かれました。
そして,司法修習を通じて,人の生活の場所となる不動産というものが持つ重要性を認識し,より興味を持つようになりました。
民事裁判修習では,担当裁判官に不動産賃貸借の事件を多く見せてもらいました。
弁護修習でも敷金返還請求事件等の起案を何度かさせていただきました。
これらのことで,不動産関係の事件の理解を深まったように思います。


3 交通事故関係の法分野に興味を持っています。
交通事故関係の事件は司法修習でも様々なバリエーションのものを傍聴しますし,自分の身にもいつ起こるかわからない類の事件ですから,興味を惹かれます。


4 民事暴力介入事件に興味を持っています。
私は,弁護修習先の先生が民事暴力介入事件を扱っておられた経緯から,民事暴力介入事件をいくつか見てきました。
その中で,不当な暴力に対処し暴力に苦しんでいる人を救済することの必要性を感じました。


5 志望動機でも書きましたように,インターネットに関する法律問題にも興味を持っています。